宇宙怪獣のひとりごと

イベント・映像作品の感想など

氷上スミレに投票してください

 

 

こんにちは。べむたんです。

 

私がアイカツ!シリーズで特に好きな、いや推してる、いやいや人生の先輩として崇めている氷上スミレちゃんについて書かせていただきます。

そもそもこの記事を書こうと思ったのは、2019年3月1日から「一番くじアイカツ!総選挙」なるイベントが始まったから。人生の師匠に入選して貰いたいと思うのは弟子として当然でしょう。

というわけで推薦文を記させて頂きます。

 

注意⚠以下ネタバレを含みます。

 

(アニメ本編未視聴の方は、pixiv大百科などで設定をご確認ください。)

 

 

 

氷上スミレちゃんの三大「ここ好き」

①顔がいい

それではご尊顔をどうぞ。

 

か、かわいい〜〜〜

これは作中の設定通りでしょう。

透き通ったパープルの瞳、サラサラのロングヘア、知性を感じる顔立ち…数え役満です。

ただこれには価値観もありますし、あまりにも浅すぎるので次に進みましょう。

 

②色んなキャラとの関係性がアツい

紅林珠璃ちゃんみたいな見出しになってしまいました。

アイカツ!は夢に向かって走る少女達のスポ根物語であると同時に、女の子どうしの関係性を楽しむ物語でもあると個人的には考えています。

そこでスミレちゃんとの関係性が深いキャラをピックアップしていきたいと思います。

 

①大空あかりちゃん

ご存知あかジェネ主人公の大空あかりちゃん。ルームメイトになってからというもの、いきなりあかりちゃんが何をするにも「うん」と答えて肯定する…この正妻感。

しかしあかりちゃんは主人公。瀬名さん、まどかちゃん、そしていちごちゃんなど他にも関係性深いキャラクターが沢山います。

それでもスミレちゃんはあかりちゃんを強く想っているのです。

それが顕著に表れたのは144話「ドッキリアイドル大作戦!」。あかりちゃんとひなきちゃんは番組の企画でスミレちゃんに数々のドッキリを仕掛けますが、スミレちゃんには効果がありません。そして最後の最大の罠を仕掛けますが、誤作動を生じてそのトラップにあかりちゃんがかかり落下してしまいます。それを見たスミレちゃんは初めて動揺・涙を浮かべるのです。

もうね、このえも言われぬ聖母感・盟友への想い。これを魅力と言わずして何と言うでしょうか。コメディ回ではありましたが、オタクは完全に尊さの沼にハマって腰を抜かしてしまっていました。余談ですが「エメラルドの魔法」が本編で使われたのはこの回でしたね。

そして156話「YOU! GO! KYOTO!」。これは全国ツアー中のLuminasが、あかりちゃんの元ルームメイト服部ユウちゃんと京都を目指す話です。ここでの注目ポイントはユウちゃんとスミレちゃんの会話。バスの中やホテルの中で笑顔で会話してますが、バチバチ火花が飛び交っているようにしか見えません。スミレちゃんが笑顔で「ユウちゃん、他にもわたしたちが知らないあかりちゃんのこと、知ってるんだろうね」という姿のヒリつきっぷり、たまらんなあ…ってなりますね。あかりちゃん、罪深いぜ…*1。そこに居合わせるひなきちゃんの心中お察しします*2

ここでは別にどっちがあかりちゃんの正妻か、とかそういう百合談義をしたい訳ではなく、そのくらいスミレちゃんはあかりちゃんのことを大切に思ってる、ということを1番言いたかったわけです。回りくどいけど。

その他、あかりちゃんの行動はスミレちゃんをプラスの方向に変えていきますが、これについては後述します。

 

②藤堂ユリカ様

ご存知吸血鬼(キャラ)藤堂ユリカ様。ロリゴシックの偉大な先輩です。

108話「想いはリンゴにこめて」では、ロリゴシックのプレミアムドレスが欲しくなったスミレちゃんを先輩として導きます。スミレちゃんはユリカ様に憧れてロリゴシックのファンになった訳ではありませんが、偉大な先輩がバックアップしてくれて嬉しかったでしょう。

ただバックアップするだけではなく、プレミアムドレスに辿り着くまでの試練はスミレちゃん自らでこなすように促します。このただ優しくするだけでなく時に相手を思って厳しい態度をとる、なんかの故事成語みたいで素晴らしい先輩ですね。どんな故事成語か忘れましたが。

あと初登場時には文春砲(?)を食らって挫けかけていたユリカ様が、89話「あこがれは永遠に」でファンを導き、このエピソードで後輩アイドルを導く。この成長は初期から見ていた視聴者としては涙無しでは見られないでしょう。

いかんいかん、ユリカ様のPRになってしまった。ともかく、同じブランドを愛する先輩後輩のSHINING LINE*はアイカツ!という作品の根底に流れるスピリットを体現したものではないでしょうか。アツいですね。

あとフォトカツでは後述のスターライトクイーンカップ(以下「SLQC」)のフォローをしてくれたのもユリカ様でした。ありがとうユリカ様。ありがとうフォトカツ。

 

③黒沢凛ちゃん

最後に語るのは、後輩にしてユニットパートナーの黒沢凛ちゃんです。

凛ちゃんはダンスが得意で『踊るイナズマ』という通り名をもちます。

2人の馴れ初めは130話「ユニットの魔法」。ユニットを組むことを学園長から提案されたスミレちゃんは、構内でポーズをキメる凛ちゃんを見て直感的に彼女をパートナーに選びます。

ここでの「ここ好き」ポイントは、凛ちゃんにスミレちゃんがオファーするシーン。1年生の教室でみんなが見守る前でユニットを組もうと言うスミレちゃん。その姿はさながら公開プロポーズです。いやいやこんな歌も上手くて顔が良い先輩に誘われたら凛ちゃんも断れないでしょう…。

その上、スミレちゃんが他人に積極的にはたらきかけるのは(おそらく)このシーンが初めてです。絶対緊張してるでしょう。胃から汗もかいているでしょう。呼びかけてから一息深呼吸を入れているのもそれを表しているでしょう。かわいいですね。はい。

そこからはお互いの良さを引き出しあってユニット活動をしていくわけです。そして二人の関係も同じベッドの中で「あらら〜ぐっすり」(by ひなき)な関係になっていくのです*3。ごめんなさい。

このユニットは密度が高く、強い楽曲が多いです。本編で演った「チュチュ・バレリーナ」「LOVE GAME」以外にもフォトカツで「きらめきメッセンジャー」という名曲があります。フォトカツくん帰ってきて。

 

以上、いずれのキャラとも濃厚な絡みをして各キャラの良いところを引きだせることもスミレちゃんの魅力だと思います。

 

 

③歌に賭ける生き様

これが最大のここ好きポイントです。人生の師匠と崇める要因もここにあります。

スミレちゃんクラスタにとって外せないエピソードは117話「歌声はスミレ色」でしょう。

①で述べたように、スミレちゃんは顔が良いです。これは本編でも公認の設定になっていて、それを生かしたモデルの仕事が多数舞い込むようになっていました。

しかし、彼女がアイドルを志したきっかけは「姉に歌を褒められたこと」であり、好きなものは歌でした。

このエピソードでは「ほぼ出来レースのシャンプーのCMモデルのオーディション」「通るかわからない歌のオーディション」をダブルブッキングしてしまいます。

元々争い事が嫌いで他のアイドルを蹴落としたくない一心で消極的になっていたスミレちゃん。しかしお天気キャスターになるために積極的に動き、その目標を達成したあかりちゃんの姿を見て、「やりたいことをやろう」と歌に賭ける想いを強くした訳です。そして歌のオーディションを勝ち抜き、見事CDデビューを果たすのです。(決意の感謝をあかりちゃんに伝えるシーンのスミレちゃんの手の握り方、あかりちゃんの表情。最高ですね。)

 

そこからは歌手活動を中心としたアイカツをしていき、166話「私が見つけた最初の風」ではその決意を強め、スターライト学園中等部最高のアイドルを決める大会であるSLQCには歌を極めたアイドルを目標に闘うことに決めます。

そして176話「いばらの女王」では、確実に勝つためには大会中で未だ出した人がいないSAランクのスペシャルアピールを出すことが必要な状況になります。スミレちゃんは同級生のなかでもトップクラスの実力者。挑戦しなくてもそれなりの順位に入ることはできるでしょう。きっと102話時点の彼女ならそうしたでしょう。

しかし、スミレちゃんはそれを選びませんでした。勝つためには挑戦することを挑みました。それはこれまで積み重ねたアイカツの上にある出逢いによって生まれた自分をぶつけるという覚悟の表れでした。ステージ前には「全て出し切る!」と叫んでいます。

結果的にはSAアピールは失敗してしまいました。しかし、大会後「今できること、全てをやりきったと思いました」と語る彼女の顔は、吹っ切れたような表情をしていました。そして「今日できなかった分を、来年はもっともっと生まれ変わった私になります。」と前向きな言葉に繋げます。

 

これが本編におけるスミレちゃんの歌に賭ける想い、心の成長です。

元々は「いつかはきっと」と消極的だった少女が「凛としてステージの上」で強く咲き誇ろうとするその姿。そのためには「胸の中にある恐れの棘と闘」いながらも挑戦することを選んだのです*4

その挑戦が失敗してしまったからといって誰がそれを馬鹿にすることができるでしょうか。否、その心意気を喝采をもって受け入れることしか出来ないでしょう。少なくともわたしはこの姿に深い感動を味わい、夢に向かって恐れることなく進む原動力が欲しいと思ったのです。

 

わたしが人生の師匠としてスミレちゃんを仰ぐ理由は、自らのやりたいことと最大の長所が異なっていても、やりたいことにむかってひたむきに挑戦し続けるところに尊敬の念を感じたためです。

 

 

長くなりましたが

三大「ここ好き」ポイントは以上になります。

他にも「大人しいけどコメディ回では吹っ切れるところ」「好きなものに関しては饒舌になるところ」などありますが、キリがなくなるのでここまでとします。この文章を書いているわたしの涙腺ももう限界ですし。

最後に文中でも歌詞を引用した「タルト・タタン」「いばらの女王」の公式動画を紹介して終わりにしたいと思います。

誰に投票するか迷ってる方は、是非氷上スミレちゃんに清き一票をお願いします。

*1:オタクの妄想です

*2:オタクの妄想です

*3:131話「輝きのダンシングディーヴァ」を見てください

*4:余談ですがここで引用した「タルト・タタン」と「いばらの女王」は作詞者・作曲者が共通なので対比してみると面白いです